意外に知られていない?親権と監護権って何が違うの?

離婚の話し合いで、何かともめがちなのが子どもに関すること。

夫か、妻か、どちらが親権を持つかで大きく争いになることも、少なくありません。
その一方で、親権と紛らわしいのが「監護権」という言葉。
場合によっては、親権と監護権を夫と妻で分けることもあると言うのだから、混乱していまいます。

それでは、「親権」と「監護権」は一体どう違うのでしょうか。
そして、どのような場合に「親権」と「監護権」を分けるべきなのでしょうか。

1.親権の内容には大きく分けて2種類ある

一口に親権と言っても、その内容は大きく分けて2つあります。

すなわち、親権というのは、

財産管理権=子どものお金や財産を管理する権利。

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身上監護権=子どもと一緒に住んで、子どもに対してしつけをしたり、子どもが職業を営むにあたってその職業を許可をする権利。子どもが養子縁組したり、18歳未満で結婚したりする場合の代理や同意の権限も含まれます。

の2つによって構成されているのです。

2.監護権というのは、親権のうちの「身上監護権」のみ取り出したもの。

そして、監護権というのは、親権のうちの

身上監護権=子どもと一緒に住んで、子どもに対してしつけをしたり、子どもが職業を営むにあたってその職業を許可をする権利。子どもが養子縁組したり、18歳未満で結婚したりする場合の代理や同意の権限も含まれます。

のみを抜き出したものです。

ざっくり言うと、監護権者となった親とは、子どもと一緒に住む(同居する)権利があるとイメージしてもらえれば良いです。

そうですから、親権者と監護権者を分ける場合には、自ずと

親権=財産管理権(子どものお金や財産を管理する権利。)

監護権=身上監護権(子どもと一緒に住んで、子どもに対してしつけをしたり、子どもが職業を営むにあたってその職業を許可をする権利。)

というように役割分担することとなります。

3.では、どのようなケースで、親権者と監護権者を分けるの?

このように、親権者と監護権者を分けた場合、親権者ができるのは子どもの財産を管理することだけ。

実際に、子どもが管理できないくらいのお金を持っているのはとても珍しいので、通常、「親権」と「監護権」を分けることに大きな意味はありません。

そうなので、家庭裁判所も、親権者と監護権者を分けることを通常嫌がります。

ただし、子どもが、遺産相続などで自分では管理できないお金を持っている場合、一方の親に買ってにお金を使い込まれたりしないか不安なこともあるかもしれません。

そのようなケースでは、親権者と監護権者を分けることを主張すべきでしょう。

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