1. 旦那と不倫をした女性を撲滅しようとする妻たちの存在
不倫をしてしまった。そのこと自体は「悪い」ことなのかもしれません。
しかし、人を好きになる気持ちは必ずしもコントロールをできるものではありませんし、人を好きになることに、神聖な崇高さを感じるのもまた人間です。
古代から不倫をテーマにした文学作品で世の中が溢れていることは周知の通りでありますから、いかに不倫が時代を超えた万国共通の現象であるのか、もはや説明の必要はないでしょう。
もっとも、いかに不倫というものが全世界に共通する現象で、生物学的にはいたって「普通」であるにしても、不倫をされた妻からすれば、それは自分の幸せを奪う行動に見えるものです。これ自体もまた万国共通でしょう。
そして、時には、旦那が不倫をすることで、「自分の至らなさ」に反省するよりも、旦那を奪った女性に対して、ありとあらん限りの撲滅に走ろうとする妻もいます。
そうした妻が何を行おうとするのか、そしてそれに対してどのように予防をすれば良いのか、お話しします。
2. 女性の実家に押しかける妻たち
旦那と不倫をした女性の実家へ押しかけ、その両親に対して、「あなた方の娘さんは私の旦那と不倫をしている」「一体どんな育て方をしたのか」「すぐにやめさせてほしい」「職場もやめさせるべきだ」などと直談判する妻もいます。
そういう妻は、「不倫は悪である」「だから私は被害者である」「だからこうした行動は許される」という信念を持っています。
なので、本人は正義感と憎しみが混在してますので、これに対処するのは相当な難しさがあります。
これに対しては、できるだけ速やかに代理人弁護士を入れて、法律事務所を窓口にするようにして、職場や実家への連絡は容認しない旨を弁護士名義で通知するのがもっとも一般的な予防策です。
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3. 掲示板に性的な書き込みをする妻たち
こういう悪質な行為も見られます。
例えば、2ちゃんねるなど、一般の方が簡単にアクセスできる掲示板に、「◯歳女性です。セフレ大募集!連絡先はこちら→」といった具合のいかがわしい記載に、旦那の不倫相手女性の連絡先を載せるといったケースもあります。
これについての予防法は、2の場合と同様、代理人弁護士を入れるなどして相手方を牽制しておくというのが一般的です。
もっとも、そうした牽制を無視して掲示板にいかがわしい内容を記載する行為を行うケースもあり、その場合は事後対応をするほかありません。
掲示板などからそうした記載を削除するには、「弁護士が教える!リベンジポルノへの対処法。」 にて詳しく記載しておりますので、ぜひご参照ください。
4. 不倫相手女性のFacebookの友人たちに不倫の事実をバラす妻たち
驚かれるかもしれませんが、こういうことをする妻も本当に存在します。
例えば、あなたのFacebookで繋がっている「友達」一人一人に対してメッセージを送って、「◯◯さんは不倫をしています。」という趣旨のことを告げ口するようなケースです。
もっとも、予防策はそれほど難しくありません。自分のFacebookの「友達」を、第三者が見られないように設定をしておくだけで良いでしょう。
以上、いかがでしたでしょうか。
心理学的には、何か被害を受けたと認識した人間は、その「埋め合わせ」を行うことに躊躇しなくなる傾向にあると言われています。
時にはそれは悪質な行動を自ら認めることに繋がるのでしょう。
特に幸せを奪われたという被害意識は確かに甚大なものでしょうから、その行動心理は理解できないものではありません。
もっとも、それによって不法な行為を行って良いことにはなりません。
もしあなたが不倫をしてしまい、その配偶者から責任を追求されている状況下においては、自分の身を守ることもちゃんと行いましょう。