なかなか立証が難しいとされる不倫や浮気。
もちろん、不倫や浮気を主張する理由としては、それによって離婚を認めてもらったり、あるいは配偶者またはその不倫・浮気相手に慰謝料請求をすることにあると思います。
ですが、どんなにあなたが配偶者の不倫・浮気の事実を確信していても、それを証明できなければ裁判所は不倫の事実を認めてくれません。
基本的な不倫・浮気の証拠については、「不倫の証拠ベスト5!ここに紹介!」でもご紹介しましたが、もっと特殊で、当事者も気づきにくいものがいくつかあります。
今回はそれをご紹介しましょう。
1.GPS
GPSは、昨今携帯電話やカーナビに利用されていますが、たとえばランニング愛好者用の小さいGPS器具というものもあります。
こうした器具は、大きさで言えばせいぜいのところマイクロレコーダー程度で、ポケットにも入りますし、カバンにしまってもほとんど重さを感じないものです。
こうしたGPS器具を、たとえば配偶者のバッグに忍ばせたり、車の前部座席前のボックスに入れておいたりして、配偶者がどこに出かけて行ったのかを追跡する、という方もいます。
そして、そのやり方はあまり綺麗ではありませんが、効果としては大きいことは否定できないのです。
どこに出かけたのかというのは、せいぜいのところ地図上で明らかにできる程度ではありますが、たとえばそこの地図付近に不倫相手の住所があれば、その不倫や浮気の全貌をある程度明らかにすることが可能でしょう。
頻繁に不倫相手、浮気相手と会っていれば、結婚生活を侵害する程度が大きくなりますから、慰謝料金額に影響を与えることも十分に考えらえます。
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2.カーナビ履歴
次に、車に搭載されているカーナビ。
ここで役に立つのは、目的地を指定した履歴であったり、実際にその場所に赴いたことを示す履歴です。
これは見落とされがちで、あとからバレてあわてる方もいます。
不倫・浮気相手とどこでデートをしたのかがわかることになります。
特に、一人では絶対にいかないような場所などは、言い訳ができなくなることがあるのです。
特に男性であれば、よっぽどの人でなければ一人では夢の国ディズニーランドには行かないですし、いちご狩りには行きませんよね。
言い逃れが難しくなります。
3.クラウドで繋がってるパソコン
最後に、パソコンです。
最近のパソコンは、クラウド機能を搭載しており、スマートフォンやタブレットのアプリと同期していることが多いです。
すると、家にパソコンが置かれているとき、妻がそれを見ることさえできれば、夫がスマートフォンやタブレットで何を検索しているのかが分かってしまいますし、
メモ帳やevernoteといったアプリケーションに書き綴った不倫・浮気を思わせるメモも、妻の前に露わになってしまうわけです。
このような、気付きにくいが、非常に強力な証拠となりうるものがありますので、知っておいても損はないのではないでしょうか。
もちろん、それぞれの証拠が直ちに不倫や浮気の証明の決定打になることは多くはありません。
そのほかの証拠を合わせて、それを補強し、慰謝料の金額などに影響を及ぼさせることができるのです。