離婚しない夫婦の特徴

離婚弁護士が教える、離婚にならない夫婦の特徴とは?

1 離婚するのがむしろ普通?

 

3組に1組が離婚するという現在、離婚してしまう人」の特徴を考えるより、「離婚にならない人」の特徴を考えた方が良いかもしれません

その上で、もしあなたが今の結婚生活を続けていきたいという気持ちをお持ちであれば、ぜひ、そうした「離婚にならない人」の真似をしてみるのもいいかもしれません。

 

私自身、離婚問題を専門として様々な離婚相談や、離婚事件を経験してきて、「離婚してしまう人」というのは、本当に普通の人で、私の友人や私自身と比べて、何か特殊な傾向があるというわけでは全くありません。

 

実際にも、「男と女が4年で離婚するには理由がある?」でお話したように、生物学的には、結婚生活は永遠に続くもののようには構築されていません

あくまでも、子供の手がかからなくなるまでの期間限定の関係が、恋愛であり、夫婦生活です。

生物学的にも、多様な異性と子を設けた方が、繁栄に寄与します。

 

私たちはみな、本来的には「離婚してしまう人」なのです。

そういうわけですから、むしろ、「離婚にならない人」に共通する傾向を見て、それを真似することで結婚生活を円満に築き上げていくことを考えてみましょう。

 

2 離婚にならない夫の特徴

 

離婚にならない夫の特徴は、我慢強いことです。

 

多くの離婚の発端は、口論や、夫からの妻への口頭による非難であったりします。

妻は、夫から何か言われても、一定のところまでは我慢できます。

しかし、自分を全く尊重してくれないような、心ない一言によって、これまでの態度を急転換させ、夫を完全に見放すということがよく見受けられます(これは本当によく見受けられますので、夫の皆様は注意して下さい)。

 

なぜ、時々、夫による一言は過度に攻撃的になってしまうのか。

実は、夫(男性)は、「軽い口論」が苦手です。

妻(女性)と比べて、コミュニケーション自体が苦手だからと言っても良いでしょう。

それは長い狩猟生活の中で、男性は、空間的な問題解決型の能力を築き上げた一方、妻(女性)は協調型の能力を増したことが起源としてあります。

 

そういうわけですから、夫は口論になっても、妻に対してうまい具合に言い返すことができません。

そして、通常は、妻の口撃を黙って聞いて我慢します。

 

黙っている夫に対して妻は、自分の言うことを真剣に聞いてくれていない、まともに取り扱ってくれていないと勘違いをすることが多いでしょう。

 

しかし、実のところ、夫(男性)は、このとき相当な興奮状態にあります。

自分の怒りが爆発しないよう、必死に自分を押さえつけ、妻(女性)の一つ一つの一言に耐え続けているというのが実情です。

 

男性は、女性と比べて興奮しやすく、しかもその興奮が冷めにくいという特徴があります(これに関して詳しくは、「夫婦のすれ違いを改善する方法とは?夫と妻それぞれの方法」にも書いておりますのでご覧ください。)。

その興奮状態が一定の点を超えると爆発してしまうため、それを必死になって抑えるため、反論をせず、耐え続けるのです。

 

ところが、この「耐え続ける」ことが苦手という男性もいます

それができない男性は、その激しい興奮状態のまま、妻に対して、大打撃を与える一言を言い放ってしまうのです。「死ね」「出て行け」「ここは俺の家だ」「ブス」などなど。

そして、この一言が、後々の離婚のきっかけになることが少なくありません。

 

そういうわけで、離婚にならない男性の特徴の第一は、妻の口撃に耐えられる程度に、我慢強いことであると言えるでしょう。

 

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3 離婚にならない妻の特徴

 

一方、離婚にならない妻の特徴といえばなんでしょうか。

弁護士でもいろいろな意見があると思いますが、私自身は、それは、嫌の良さを保つことができることであると考えます。

 

男性である夫も、合理的に物事を考えます。

つまり、その結婚生活が、自分にとってメリットがあるかどうかを、妻が思っている以上に吟味しているのが通常です。

ですので、男性の一人暮らしよりもわずかでもいいからメリットがなければ、夫は結婚生活に価値を見出しません。

 

しかも、昨今は様々なエンターテイメントや選択肢が増え、一人暮らしというものもそれなりに楽しい時代です。

男性であれば、多くの方々が一人暮らしの経験があるでしょう。

 

そういう意味で、妻は夫に対して、一人暮らしの生活よりも、わずかでもいいのでより大きい価値を提供できなければなりません

 

夫が疲れて仕事から帰ってきても、疲れきってて不機嫌な妻がいるだけということだと、夫はその結婚生活に価値を見出しません。

一方、機嫌のいい妻であれば、一緒にいるだけで夫は一人暮らしよりずっと安らかで楽しい気持ちになり、結婚に価値を見出します

 

出産をきっかけに妻が子育てに疲弊し、それによって離婚に至るということが多くありますが、それは妻が夫に価値を提供できなくなるためとも言えるでしょう。

もちろん、夫側も妻の状況に思いやりをもって、寛大に受け止めるべきであることは間違いありません。

 

弁護士のホンネ 

これまで、数百人の方々との離婚相談を通じて、離婚を決意された理由を伺ってきました。

そして、夫の我慢強さの足りなさが離婚の原因になっていることの多さをひしひしと感じます。

 

確かに、口論になって、うまく反論できないことも相まって、抑えがたい怒りが湧いてくることもあるでしょう。

でも、そうしたときは、これ以上その話題をしないよう、妻に警告をするというのも一つの方法です。

妻はむっとするでしょうが、その後に控えている「惨事」に比べればずっとマシです。

 

我慢しすぎると、それが爆発してしまい、言葉の暴力になってしまいます。その後の離婚も不利になりかねません。

そもそも、そんなことで一人の女性である妻を傷つけたくありませんよね。

夫の皆様には、一度、ご自身のことを振り返ってみていただければ幸いです。

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