【男性向け】不倫妻から高額の慰謝料を獲得したい!離婚・不倫慰謝料の交渉テクニック

妻が最近、急にお洒落になったり、深夜の帰宅が増えたりと様子がおかしいなと思っていたのです。
怪しいと思い、妻のスマホを確認したら、会社の上司と『愛してる』『またいっぱい気持ちいいことしようね』などと見るも耐えないやり取りをしていました・・
探偵の業者さんに相談して、会社帰りの妻を尾行してもらったのですが、例の会社の上司と手を繋いでラブホテルに入るところの写真は撮れました!
妻は、会社の上司と会う日は、私に対していつも『仕事が立て込んでて遅くなる』『女友達と飲んでくる』などと説明していました。
妻は、私が不倫に気づいていることをまだ知らないと思います。
でも、妻が不倫を認めるかどうかはわかりません。
妻を絶対に許せないので、離婚して、できる限り高額の慰謝料を獲得したいです!
弁護士さん、助けてください!

 プロキオン法律事務所弁護士の荒木雄平(東京弁護士会所属)です。

 昨今は、夫が不倫する事案だけではなく、女性・妻側が不倫しているとご相談が増えてきました。

 妻が不倫をするきっかけとしては、会社の上司や同僚などが圧倒的に多く、次いで取引先などの仕事関係、同窓会で再会した元同級生、アプリやSNSなどインターネット上での交流を通じての出会いという順番で多い印象です。

 妻が不倫したことを気づき、離婚を決意された男性も多いのではないでしょうか。

 そして、離婚するのであれば、できる限り高額の離婚・不倫慰謝料を獲得したいというのが人情だと思います。

 そこで、こちらの記事では、男性(夫側)から、不倫をした妻に対して、離婚と慰謝料を請求する場合の交渉テクニックなどについて、離婚を多く手がける弁護士の立場から解説致します。

 なお、不倫や慰謝料に関する基礎知識はこちらをご覧ください!

テクニック1 証拠は手元で確実に保管する!

 まず、妻が不倫がバレたことを気づいていない場合、確実に、不倫の証拠を手元で抑えましょう。

 と言うのも、一般に男性よりも女性の方が観察力に優れており勘も鋭いことから、妻が不倫がバレたことに気づいた場合、警戒心から、バレた後に証拠を獲得することは非常に困難になります。

 そこで、妻が不倫がバレたことに気づいていない場合、不倫を確実に証明することができる証拠を獲得するまでは、妻を泳がせておくことをオススメします

 あなた(夫)が不倫に気づいたことを妻に悟らせてはいけません!

 普段と同じように生活し、(腹立たしい気持ちは抑えつつ)普段と同じように接しましょう(女性は男性の変化に敏感な生き物です。)。

 確実な不倫の証拠としては以下のものが挙げられます。

  • 性交渉そのものを撮影した写真・動画
  • ラブホテルに入っていったところを撮影した写真

 性交渉そのものを撮影した写真・動画 については妻と不倫相手とのやりとり(LINEやメールなど)を抑えない限り、獲得することは難しいと思います。

 ただし、ラブホテルに入っていったところを撮影した写真については、探偵業者に依頼すれば、獲得できる可能性があります。

 妻が警戒して、不倫相手に会わないようになると、ラブホテルを入ったところを写真撮影することは非常に困難になります。

 そこで、LINEやメールのやりとりから不倫確実な証拠がない場合には、(費用がかかりますが)探偵業者に依頼することも選択肢として検討しましょう。

 また、性交渉そのものを撮影した写真・動画がないとしても、メール、LINE、Facebookのメッセンジャーなどで親密そうなやり取りをしている場合、不倫を証明する補助的な証拠になることもあります。

 詳しくは下記をご覧ください。

 メール、LINE、Facebookのメッセンジャーなどを証拠として保全するには、

  • スマホに写した画面を写真撮影、動画撮影する、スクリーンショットする

などが考えられます。

 このように、妻が不倫がバレたことを自覚する前に、できる限りの証拠を集めましょう!

テクニック2 不倫の事実を問い詰める際は、証拠は見せず、事実を告げる

 さて、不倫の証拠を手元で抑えて、言い逃れできない状態を作ったら、妻に対して、不倫を問い詰めて、できれば不倫の事実自体を認めさせたいところです。

 その場合、重要なのは、不倫を問い詰める際は、証拠は見せないことです。

 逆に、妻が不倫の事実を否定した場合などは、不倫相手の名前や不倫相手と会っていた時期、ラブホテルの名称などの事実は効果的に伝えることにより妻にプレッシャーをかけることができます。

 と言うのも、妻に対して、早い段階であなた(夫)が抑えている証拠を見せてしまうのはある意味安心させてしまうからです。

 例えば、証拠を見せる場合、以下のように、妻にあなた(夫)の手の内を明らかにすることになり、ある意味安心させてしまいます。

最近、僕に何か隠していることでもあるんじゃない?

(!?不倫がバレたのかな・・・でもしらばっくれば大丈夫でしょ。)

え?なんのこと?何も隠してないよ。

いやいや、こちらには先月の10日にラブホテルに入った証拠があるんだよ。
これが探偵の業者さんの調査報告書だから見てごらん?

(・・・やばい・・写真撮られていた。でも先月の10日のラブホテルの写真だけっぽいね。本当は去年の今頃から関係があるんだけど、そこまではバレてなさそう。)

・・・ごめんなさい。でも先月の10日一回だけなの!上司に強引に誘われてつい・・・本当にこの1回だけだから許してほしい!

そうではなく、証拠を見せず、事実だけ伝えると言うことはどう言うことでしょうか。

例えば、下記のやりとりをご覧ください。

 

最近、僕に何か隠していることでもあるんじゃない?

(!?不倫がバレたのかな・・・でもしらばっくれば大丈夫でしょ。)

え?なんのこと?何も隠してないよ。

じゃあ、先月の10日に何していたか教えてくれる?僕には『女友達と飲みに行く。』と言ってたよね。

(・・・先月の10日って不倫相手とデートした日だ・・・一体どこまで抑えてるんだろう・・・。)

・・・急に言われても思い出せないな。

思い出せないんだね。じゃあ、上司の●●さんとの関係を教えてくれる?随分前から仲が良いみたいだよね。

(!?不倫相手の名前と関係も抑えているの・・・どこまで知っているんだろう・・・もしかしたらだいぶ前から探偵でもつけられていたのかな・・・)

・・・それがあなたに何の関係があるの?

別にしらばくっれても良いんだよ。ただし、こちらには証拠もあるし、弁護士にも相談中です。嘘をつくのなら、もうあなたと●●さんに対して裁判することもできるんだよ。でも正直に話してくれるのなら、話し合いで解決することも検討するよ。

(・・・どうしよう。裁判だけは絶対に避けたい・・・。日付も名前も知っているってことは証拠もあるのだろうし、正直に話した方が良いのかな・・・)

・・・ごめんなさい。実は●●さんには仕事の悩みを聞いてもらううちに仲良くなってしまって

不倫関係にあることを認める?

・・・はい。

いつ頃から?正直に答えてね。

(いつ頃からの証拠を持っているんだろう・・・嘘をついて裁判になるのも嫌だし、正直に答えておこう・・・)

実は去年の今頃から・・・

 以上のように、あなた(夫)がどんな証拠を持っているのかわからないと、妻は非常に不安になります。

 妻は、どんな証拠がないかわからないと非常に不安になるので、下手なことを喋って不利な立場になるよりも、正直に認めてしまって楽になりたい(=不安な状態から逃れたい)というインセンティブが働きます

 そのため、あなた(夫)の証拠を見せる場合に比べ、妻は喋る必要のないことも必要以上に喋ってしまうことになるのです。

 ただし、注意して頂きたいのは、あなた(夫)が確実な証拠を持っている場合に有効なテクニックなので、あなた(夫)に確実なものがない場合には、妻にいくらでも言い逃れできてしまいます。

 例えば、あなた(夫)にあやふやな情報がなく、不倫相手と会っていた日が間違っていた場合

じゃあ、先月の10日に何していたか教えてくれる?僕には『女友達と飲みに行く。』と言ってたよね。

(・・・先月の10日って本当に女友達と会ってた日だ。不倫のことちゃんと知らないんだな。ラッキー。)

うん、女友達の●と●と一緒に飲みに行ってたよ。それがどうかしたの?

??え、そうなの??

(なんとか切り抜けたけど、もしかしたら不倫に勘付いたかもね。これからはもう少し気をつけよう。)

 などと言うようにプレッシャーを与えられず、逆に警戒心だけを与える結果になってしまいます。

 そのため、必ず、確実な証拠を押さえた上で、妻に不倫を問い詰めるようにしてください

 なお、それでも妻が不倫の事実を認めず、嘘を貫き通した場合、非合理な弁解として、慰謝料の増額事由になります。

 そのため、妻が不倫の事実を認めてくれれば不倫の証明は非常に容易になりますし、妻が不倫の事実を否認すれば慰謝料の増額事由となるわけです。

 なので、妻に対して初めて不倫の事実を問い詰める場合は、必ず、スマートフォンやICレコーダーなどでやりとりを録音するようにしましょう。

テクニック3 できる限り夫から離婚を切り出さず、妻から離婚を求めさせよう。

 テクニック2までで、妻に不倫の事実を認めさせたら、妻に対して、離婚と慰謝料を求めたいところです。

 ただし、できる限り高額の慰謝料を獲得したいのであれば、離婚はあなた(夫)から切り出すのではなく、妻から切り出させた方が慰謝料の交渉を有利に進めやすいことになります。

 と言うのも、法律上、不倫を働いた妻側(いわゆる有責配偶者)からの離婚請求は、原則として認められません(例外的に認められる場合はあります。)。

 そのため、妻も夫に対して離婚を求めている場合、夫が「離婚に応じる」と言うことが交渉のカードとして使えるのです。

 例えば、あなた(夫)側から離婚を積極的に求める場合には

離婚してほしい。慰謝料も支払ってほしい。

離婚に応じるよ。ただし、慰謝料については相場通りの金額である200万円程度しか支払いません。

のようなやり取りとなり、妻に対して相場以上の金額を求めるのは困難です。

(相場200万円と言うのはあくまで例です。)

ただし、あなた(夫)側からではなく、妻から離婚を求められた場合には

離婚してほしい。

離婚には応じられないよ。法律上、有責配偶者からの離婚請求は認められないし、離婚に応じる義務はないからね。どうしても離婚してほしいと言うのなら少なくとも慰謝料500万円を支払ってほしい。慰謝料500万円を支払わない限り、離婚には応じないよ。

とあなた(夫)が離婚に応じることを交渉のカードとして、離婚に応じる代わりに高額の慰謝料を支払ってほしいという交渉が可能になるのです。

 不倫妻が離婚したい場合、夫が離婚を拒絶したら、相当長期の別居期間(10年程度)がないかぎり、妻から夫への離婚請求は裁判では認められません。

 そのため、できる限り高額の慰謝料を獲得したいのであれば、あなた(夫)から離婚を切り出すのではなく、不倫をした妻から離婚を切り出させる方が得策です。

 なお、有責配偶者からの離婚請求については、プロキオン法律事務所の弁護士4人で座談会を実施しているので、もしよかったらご覧になってください。

テクニック4 不倫相手に対する慰謝料請求で妻を揺さぶる

 妻が満足いく慰謝料の支払いに応じない場合、さらに揺さぶりをかける方法として、不倫相手に対して慰謝料請求することがテクニックとして挙げられます。

 法律上、夫は、不倫した妻と不倫相手に対して、相互に慰謝料請求をすることは可能です。

 これは不倫した妻と不倫相手はいわゆる不真正連帯債務を負い、あなた(夫)から、不倫相手に対しても全額の損害賠償を請求することが可能です。

 (ただし、不倫相手に対して離婚の慰謝料を請求することはできません。あくまで不倫の慰謝料を請求できるに過ぎません。)

 そして、一般的に、妻の立場からすると、不倫相手に慰謝料請求されることを非常に嫌がります。

 不倫相手が会社の上司や同僚の場合、仕事上の繋がりもあるのでできる限り迷惑をかけたくないと言う心理が働くことから、より一層その傾向があります。

 そこで、あなた(夫)から妻に対して慰謝料請求をして、妻があなた(夫)の納得する慰謝料の支払いに応じない場合、あなた(夫)から不倫相手に対して慰謝料請求することを交渉のカードとして使えます

 もし不倫相手に対して慰謝料請求されたくないのであれば、あなた(夫)の要求する通りの慰謝料を支払ってほしいと言って交渉するイメージです。

 以上のようなテクニックを駆使して、できる限り高額の慰謝料を獲得できるよう妻と交渉してみましょう。

弁護士のホンネ  

 色々書きましたが、これは実際に離婚事件や不倫慰謝料事件の中で、弁護士が用いるテクニックの一部に過ぎません。

 もし当事者間での交渉に行き詰まったり、アドバイスがほしい場合には、無料相談だけでも良いので、お気軽に相談にいらしてみてください。

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