昨今は離婚の調停段階ではもちろんのこと、離婚の交渉段階から、弁護士が間に入って離婚条件の調整をするケースが増えています。
関係の冷えきった夫婦としても、相手と直接やりとりなんかしたくないし、そもそもコミュニケーションを円滑に取れるくらいであれば、離婚にまではならないものでしょう。
そして、さあ、弁護士に依頼しようと決めたとき、まず、どこの法律事務所、あるいはどの弁護士に依頼すればいいのかで迷ってしまいます。
さらに、自分と同性の弁護士の方がいいのか、逆に異性の方がいいのかで迷うこともあるでしょう。特に女性の場合、そうしたことで悩まれている方も多いかもしれません。
どこの法律事務所、どの弁護士に依頼したらいいのかについては、すでに「コジラセ弁護士に当たらないために、賢い離婚弁護士の選び方とは?」でも詳しく解説しておりますので、ぜひご参考にしてください。
ここでは、あなたが女性であるとして、同性である女性の弁護士に依頼した方がいいのか、むしろ逆に、夫と同性である男性の弁護士に依頼するほうが得なのかについて、述べたいと思います。
◎女性弁護士であることのメリットはどの程度のもの?
同性である女性弁護士を選ぼうとする理由としては、一つは、自分の現状について共感をしてくれることにあるでしょう。
女性ならではの感情や思いについて、確かに男性弁護士では理解しきれない部分もあるかもしれません。
そして、女性弁護士であれば、同性ならではのきめ細やかな配慮や丁寧な対応を期待できるかもしれませんね。
ただし、そのことが、あなたの離婚を有利に進める結果に繋がるかどうかは、また別の話かもしれません。
この度の離婚問題は、夫婦がお互いの気持ちを共有できない状態が長引いたからこそ生じたものであることがほとんどでしょう。
そうした中で、女性特有の感情や思いというものが、離婚に関する協議や調停、または訴訟で有利な展開を導けることに直ちにはつながりません。
離婚問題は、最終的には法律問題といえるでしょう。
そこで問題となる養育費の金額や財産分与額、慰謝料額などは、裁判所のこれまで積み重ねられた判断や相場に基づいた、「客観的な基準」で判断されることになります。
◎一生懸命に仕事しようとする弁護士は男性も女性も同じ割合
むしろ、依頼者のために、一生懸命に仕事をし、あなたの有利な離婚を導けるよう、冷静な戦略と、熱い情熱をもって離婚問題に取り組んでいる弁護士を選ぶ方が絶対に良いですし、それは男性の弁護士だから、女性の弁護士だから変わるものではないでしょう。
一生懸命仕事するかどうかは、男性、女性とも、同じ程度の割合です。
そうすると、女性弁護士に絞って弁護士を探すのではなく、男性、女性かどうか関係なく、一生懸命、気持ちを汲み取り、がんばってくれる弁護士を探すのがベストですね。
離婚や男女問題では、多くの方々が弁護士を選び、相談や依頼をします。しかし、実際に弁護士に相談したりお願いしようと思っても、(「どの」というより)「どのように」弁護士を選べばいいのか、そこで迷ってしまうこともあるでしょう。 […]
◎法律相談を通じて探してみましょう!
弁護士との法律相談が気軽にできるようになって、随分たちます。
今では無料相談も多くなりました。
あなたの今後の人生を左右してしまうこともある離婚問題。
弁護士にとっては数多くの離婚事件の一つでも、あなたにとっては人生の大きな節目となるものです。
そうした、離婚問題が人生において大きな出来事であることを十分に熟知して寄り添ってくれる弁護士。
その上で、その大きな問題を、情熱をもって解決しようとする姿勢をもつ弁護士。
そうした弁護士を、ぜひとも見つけ下さい。
そこでは、女性弁護士だから、男性弁護士だから、という視点は大切ではありません。
あなたの離婚問題を一生懸命に情熱をもって解決してくれるかどうかこそが大切な視点です。
弁護士との法律相談を受けていく中で、そうした弁護士は必ず見つけられると思います。ぜひ、がんばって探してみてください。
依頼者にとっては、離婚は、人生を左右する何よりも大きなイベントである。
このことを、片時も忘れずに、離婚問題に立ち向かうよう心がけています。
忙しい日々の中でも、そうした熱意は、自分の仕事のモチベーションにもなりますし、自分が社会に役に立っていることの意味を認識する機会にもなります。
一人でも多くの離婚問題に真剣に悩んでいる方と、共に悩み、人生の節目となるこの問題を解決をしていきたいと願っています。