では、カップルが離婚するのは、いったい結婚何年目が多いのでしょうか?
実は、これは万国共通なのです。
離婚のピークは結婚4年目!
心理学者のヘレンEフィッシャーは著書『愛はなぜ終わるのか』(草思社)のなかで、離婚は結婚後1~4年目に多く、4年目にピークを迎え、その後は徐々に離婚数は減少していくと述べています。
しかも、これは世界58の地域分からデータを集めた結果、ほぼ共通していた傾向だっというのだから驚きです。
文化や民族、国籍が違っても、離婚のピークは、万国共通で結婚4年目なのです。
結婚4年目の離婚では、子どもの親権争いで泥沼になることも
結婚4年目にもなると恋愛のドキドキ感は既になくなり、妻や夫に対する愛情も薄れているかもしれません。
その一方で、結婚4年目は、子どもが2~3歳くらいになり可愛い盛りで、赤ちゃんのときに比べると手がかからなくなり、子煩悩になってしまうお父さんやお母さんも多いのではないでしょうか。
結婚4年目での離婚は、2~3歳の子どもを、夫婦で取り合うといった親権者争いになることが少なくありません。
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親権をとるには、男性側には非常に不利!
しかも、男性にとっては悪いニュースなのですが、幼児の親権争いになった場合、親権者を決める基準としては、これまでの監護実績(夫婦どちらが子どもの世話をしてきたか)が非常に重視されます。
そして、2~3歳との年齢だと、妻が産後休暇・育児休暇をとり、夫が働いて稼いできてというケースが多く、どうしても監護実績は妻の方が多くなりがちです。
そのため、結婚4年目で離婚する場合は、親権争いは男性にとって非常に不利な戦いとなってしまいます。
そうですから、世のお父様方は、お子様と一緒に暮らしていきたいのであれば、何とか妻の機嫌を損ねないように努力し、少しくらいいやなことがあっても、離婚を回避する方向で頑張った方がよろしいかもしれません。
結婚4年目の不倫にも注意!
ちょうど結婚4年目には、不倫が原因で、離婚になることも少なくありません。
結婚4年目というものは、ひとつの節目と言えそうです。
実際、ここを乗り越えた夫婦は、離婚率がどんどん下がっていきます。
この4年間をいかに過ごせるかが大切だということですね。