離婚を切り出す前に:準備しておきたい心の持ち方

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離婚を考え、決意したとき、そのことを配偶者にどう伝えたらいいのか、不安に感じている方は少なくありません。特に、これまで穏やかな関係だったり、配偶者が離婚を望んでいないとわかっている場合は、その一言を切り出すのに大きな勇気がいります。

この記事では、離婚の意思を伝える前に、ご自身がどんな心構えでいるべきか、そして、その一言から始まる新たな人生に向けて、心をどのように準備していくべきかについて、弁護士の視点からお伝えします。

感情の整理:なぜ離婚したいのか、自分の心に問いかける

離婚を切り出す前に、まず最も重要なのは、ご自身の感情を整理することです。怒りや悲しみといった感情に任せて行動すると、冷静な話し合いができず、後悔につながる可能性があります。

離婚の「根本的な理由」を見つめ直す

「なぜ、私は離婚したいのか?」

この問いに対して、明確な答えを持っているでしょうか?

感情的な理由(「もう顔も見たくない」「一緒にいると息苦しい」など)だけでなく、より根本的な理由を考えてみましょう。たとえば、「価値観の不一致」「性格の不一致」「経済観念の違い」「子育てに対する考え方の違い」「愛情の欠如」など、具体的な言葉にしてみることが大切です

理由を明確にすることのメリット:

  • ぶれない軸を持つことができる: 相手から感情的な反論をされたり、やり直したいと懇願されたりしても、自分の決意を揺るがせないための羅針盤となります。相手が本当に改善できる場合には、一度許してみる判断基準にもなります。
  • 建設的な話し合いができる: 相手に離婚を切り出す際、「なぜ、そう思うのか」を具体的に伝えやすくなります。これにより、感情的な言い争いを避け、冷静な話し合いにつながる可能性が高まります。
  • 自身の人生を見つめ直せる: 離婚はゴールではなく、新たな人生のスタートです。なぜこの結婚生活がうまくいかなかったのかを理解することで、次の人生で同じ過ちを繰り返さないための教訓を得られるかもしれません。それは、あなた自身の心の財産となり得ます。

離婚の決意が本物かどうか、自分自身で納得できるまで、じっくりと時間をかけて考えてみてください。

覚悟を持つ:後戻りしないという決意

離婚を切り出すことは、夫婦関係を修復する道がほぼ閉ざされることを意味します。この段階で、あなたは「もう後戻りはしない」という強い覚悟を持つ必要があります。

相手からの引き止めや反論への心構え

離婚を切り出された側は、大きなショックを受けます。当然、感情的な反論や、時には怒り、悲しみ、罪悪感を刺激するような引き止めに遭うかもしれません。

  • 「私(俺)が悪かった。もう一度やり直そう」
  • 「子どものことを考えないのか」
  • 「君(お前)がいないと生きていけない」

このような言葉に対し、心が揺らいでしまうこともあるでしょう。しかし、ここで引き下がってしまうと、相手に「一度言えば引き下がる」と認識され、同じことの繰り返しになってしまいます。

ここで、 前項で整理した「根本的な理由」を常に心に留めておきましょう。「なぜ、この結婚生活を続けることが自分にとって最善ではないのか」という問いに対する答えが、あなたの揺るがない軸となります。

覚悟を持つことで、相手の悲しみや怒り、引き止めに対して、共感しすぎることなく、冷静に対応することができるようになるはずです。

後戻りしないという強い覚悟は、この後の離婚交渉を円滑に進める上でも不可欠な要素です。

経済的な自立:一人で生きていくための現実的な準備

離婚は、精神的な自立だけでなく、経済的な自立も強く求められます。離婚を切り出す前に、ご自身の生活がどうなるのか、現実的な見通しを立てておくことが、心の安定にもつながります。

経済状況の把握と計画

  • 離婚後の生活費を試算する: 一人暮らしの場合、家賃、光熱費、食費、通信費など、毎月どれくらいの出費が必要か具体的に計算してみましょう。子どもがいる場合は、教育費や養育費についても考慮する必要があります。
  • 収入源を確保する: 仕事をしていない、またはパート勤務の場合は、フルタイムでの就職や転職を視野に入れる必要があります。離婚後の生活を維持できるだけの収入を確保できるか、現実的に検討しましょう。

経済的な見通しが立っていないと、離婚後の生活に対する漠然とした不安が、離婚の決意を鈍らせる原因となります。

また、別居を経て離婚になる場合は、別居中から経済的な自立が求められます。婚姻費用がもらえるケースもありますが、金額が決まるまでの間はもらえない場合も多いです。計画的に行動しましょう。

外部の専門家を頼る:一人で抱え込まない

離婚は、人生における大きな決断であり、一人で抱え込むにはあまりにも重い問題です。精神的な負担を軽減し、より良い形で離婚を進めるために、外部の専門家を頼ることをためらわないでください。

専門家の役割

  • 弁護士: 離婚問題の専門家です。法的な観点から、離婚の進め方、財産分与、慰謝料、親権、養育費などについて具体的なアドバイスを得られます。また、あなたに代わって、相手と離婚条件について交渉をしてもらえます。
  • カウンセラー: 精神的なサポートを提供してくれます。離婚の決意が揺らいでいる、不安やストレスを感じている、という場合に、心の整理を手伝ってくれます。
  • ファイナンシャルプランナー: 離婚後の経済設計について相談できます。今後の生活費や、子どもの教育費など、現実的なお金の問題を解決する手助けをしてくれます。

専門家の力を借りることは、決して恥ずかしいことではありません。むしろ、冷静かつ円滑に問題を解決するための賢い選択です。

離婚の意思を切り出す:その瞬間をシミュレーションする

心の準備が整ったら、いよいよ離婚の意思を切り出す段階です。

伝え方のポイント

  • 感情的にならない: 怒りや不満をぶつけるのではなく、冷静かつ落ち着いた態度で話しましょう。「私はこう考えている」「私はこうしたい」と、主語を「私」にして話すのがポイントです。(最近では、アイメッセージと呼ばれる良く利用されている手法ですね。)
  • 場所とタイミングを選ぶ: 子どもがいない時間帯、お互いが落ち着いている場所で話すのが理想的です。
  • 結論から伝える: 遠回しな言い方ではなく、「実は、離婚を考えています」と、はっきりと結論から伝えましょう。気持ちがぶれずらくなるはずです。

「離婚を考えている。」この一言を切り出すことは、とても勇気がいることかもしれません。しかし、時間をかけて考え、準備をし、覚悟ができたのであれば、その一言は、あなたの新しい人生を再出発させるスタートラインになるでしょう。

弁護士のホンネ

プロキオン
法律事務所
離婚は「終点」ではなく「出発点」

離婚は、結婚生活という「道」の終点ではありません。それは、あなたが本当に望む人生を歩み始めるための「出発点」です。

離婚を切り出すという行動は、あなた自身が自分の人生の舵を取り、前に進むための第一歩です。この一歩を踏み出すために、今日お伝えした心の準備を、ぜひじっくりと時間をかけて行ってみてください。

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